恨み

取り組むべき中心課題の棚卸しと回復 1) 恨みは、様々な形であらわれる霊的な病気の原因となります。わたしたちの精神的、身体的な病は、この不健全な感情の直接の結果である場合がしばしばです。確かに他の人はわたしたちを傷つけてきましたし、わたしたちには恨みを感じる正当な権利があります。しかし、恨みという感情によって害を受けるのは、他の人ではなく、わたしたち自身なのです。恨みを持ちながら同時に癒しを経験することはできません。悪いことを行なった人を許す力を神に求めることによって、自由になるのが最善の道です。恨みの健康的な取り扱い方を学ぶことは、回復の過程の重要な要素です。 恨みを持っていると、わたしたちは次のようであるかもしれません ・傷つけられたように感じる ・侵害されたように感じる ・無視されたように感じる ・仕返しする ・自己個値の低さを経験する ・怒る、あるいはつらく当たる 例:わたしは上司を恨んでいる。なぜなら、彼はわたしがどうして落ち込んでいるか聞いてくれようとしないからである。この事はわたしの自己評価に影響を与えている。この事は表すことのできない怒りをかきたてる。この事はわたしをさらに落ち込んだ気分にさせる。  回復すると、わたしたちは、自分をふさわしく扱ってくれなかった人に関して、彼らもまた霊的な病気だったのだということを理解しめるとき、恨みから解放を経験します。わたしたちは、神がわたしたちに示して下さった寛容さと許しを、彼らに向けて広げます。自分の課題の棚卸しに注意を集中するとき、わたしたちは、他の人の過ちを自分の思いから締め出し、他の人の失敗ではなく、自分の失敗に焦点を合わせます。 恨みから回復するにつれて、わたしたちは次のようになりはじめます ・他の人に対し寛容な気持ちになる ・自分の棚卸しに焦点を合わせる ・仕返しする必要から解放される ・自分を傷つけた人を許す ・ある場合には非難を受け入れる ・他の人に対して同情を覚える