統合とは
顔で笑って心で泣くという表現もあります。外に見える表情とは裏腹に内面では違う反応をしている時です。ACは顔で笑って心で泣いてる時が多いといえます。幼いときに、コントロールされたり、否定されたりを繰り返されるなら、その場、その場でどのように切り抜けるかで、感情をこらしたり、考えを表現できなかったり、いわばその時々に適切な気持ちや考えを正しく表現するなら叩かれたり、否定されるのでその時々を生き残るために、自分の気持ちを感じなくしたり、あったことをなかったことにしたりして、言行ばらばらに生きてゆくしかなかったわけです。そのようにして形成された、その時々の自己は、その場をしのぐ方法だったので、今の生活にはいらないものです。むしろ邪魔とも言えます。そのばらばらの自己を1つ1つ受け入れ、そしてずれのない自己を形成して行く事が生きやすいという感覚に繋がります。適切に感じ、表現し、受け入れられて行くという感覚を体験して行く事が必要です。休んでいる時は休んでいる自分、楽しんでいる時は楽しい自分、悲しいときは、悲しんでいる自分、そうした考え、気持ち、行動が一致している自分を形成し統合し、全体性において整えてゆく過程が必要となってきます。自由の子ではそうした統合までのカウンセリングプロセスを提供しています。