あなたの感情を理解する
生きていれば様々の感情が湧いてくるのは、当たり前です。悲しくなった
り、うれしかったり、不安になったり、ホッとしたり、ねたましくなったり、
ちょっと誇らしくなったり、様々の感情は生まれては消えていきます。あなた
は自分の感情に責任を持つことはできないし、そうする必要もありません。
例えばお腹がすいているときに、おいしい食べ物のにおいがしてきます。こ
の時に、唾液がたまってくるのは当たり前です。その時自分を「いやしい」と
か「恥ずかしい」とか思う必要はありません。それは身体の自然の反応で、ど
うすることもできないものです。ですから、唾液がたまれば、わたしたちはそ
れを飲み込んでしまえばいいのです。でもそれを部屋の中や、相手に吐きかけ
ることはしてはなりません。それで唾液と同じように、感情も自分を傷つけ
ず、また他の人を傷つけたりしなければ、どう表現しても構わないのです。
「女はもっと怒れ!男はもっと泣け!」という言葉は、男女がそれぞれ感じて
いるにもかかわらず、表現しにくい感情をうまく言い表しています。
ファイナルコミュニティ