わたしたちのゆがんだ考えを知り考えを変える
不安がわたしたちの考えから引き起こされることを教えていま
す。何か困難に直面したとき、以前の自分のうまくできたときの経験や、その考えはわ
たしたちの感情に安心を与えて、不安やゆううつは少なくなるでしょう。うつ
が初めにあるのではなく、うつにする考えが先にあるのです。
どうしても、ストレスとなる事柄に直面するとき、わたしたちは自分は力が
ないと自分を責めたり自分には助けがないといった結論に簡単に結びつけてし
まいがちです。この時にはこう感じ、こう考え、こう行動してしまうというパ
ターンがあるようです。しかし、注意深く考察すると、わたしたちの感覚や思
考や感情や行動の流れの一つ一つのステップでは今感じたり、考えたり、行動
していることとは違った選択をすることは可能です。しかしたいていの場合、
わたしたちが選ぶのは、これしかないというような考え方そして習慣的に引き
起こされてくる感情、嗜癖的な行動です。むしろ、一つ一つのステップを理解
して、自分にとって有利で建設的な考え方、有効な感情、自分に自信を与える
行動を導き出すことができるのしょうか。
うつや不安な感情を引き起こしてくる、ゆがんだ考え(スキーマ)は人生の
最初から形作られ、小児期の半ばまでに確固としたものとなると考えられてい
ます。家族、宗教、民族、性、地域といった集団である個人が学習し、経験し
たことの蓄積がゆがんだ考えになります。ゆがんだ考えは活動していたり、休
んでいることもあるのですが、休止状態にあるゆがんだ考えはストレスが加わ
ると活性化され行動を制御するようになるのです。
普段なら落ち着いた考え方や行動が出来ていた人が、緊急な状態ではすごく
子供っぽい感情や判断をしてしまうことは良く知られています。ひょっとする
とあなたはいつでもストレスが多いので、ゆがんだ考えに支配されている人か
も知れません。ゆがんだ考えを書き換えることが出来るのでしょうか。自動集客ツール無料