嗜癖の様々のタイプ
嗜癖ははっきりそれと認めやすいものから、わかりにくくそれ故、ずっと続
いてしまうものまで、様々です。いずれも自分で意識して抜け出さない限り、
わたしたちから力を奪っていきます。
①人間関係の嗜癖
共依存-アルコール依存症とその妻、依存的な生徒と支配的な教師
電話中毒-一人が寂しく、不安になって誰かに電話をかけまくる
恋愛嗜癖-ハイな気分になるために相手を求めるが、満足を得ない
暴力嗜癖-配偶者、子供、動物の虐待など
性的な虐待-自分が性的な虐待を受けた犠牲者が虐待をすることも多い
②物質の嗜癖
アルコール-男性が多いが、キッチンドリンカーと呼ばれる主婦もいる
ドラッグ-シンナー、睡眠剤、覚醒剤など
甘い物-過食症、吐いたり、下剤を使って体重は落としている場合がある
③プロセス嗜癖
仕事中毒-日本人に多い。仕事に逃げて家族や自分を省みない
ギャンブル嗜癖-パチンコ、競輪、競馬、賭麻雀など
買い物中毒-過剰な負債を抱えてしまう、不要なものを買い込む
万引き-摂食障害の人に不思議に多い
テレビゲーム-男の人たちに多い、漫画にふけるひともいる
④ムードへの嗜癖(斎藤学)
抑うつ感情-抑うつであることで周りから認めてもらえるとホットする時が
ある。本人は苦しんでいるが、嗜癖と分かると逃れられる時がある。
本当にうつ状態の患者に嗜癖と言うことは残酷であり言うべきでない
⑤トラウマへの嗜癖
自傷行為-リストカット、薬を大量に服用する。抜毛癖
危険な行為へののめり込み
暴力的な人に惹かれていく