グループワーク

グループワーク グリーフワーク

 

心理カウンセリングにおけるグループワークとは、普通の役割分担をして、テーマをディスカッションする様なものではなく、テーマに沿って、クライエント同士が共通のトラウマに関して考え、シェアして行く事を自由の子では言っています。

それが、グリーフワーク
子供の時に親から得損なった事を考え、シェアしたり、
インナーペアレントの別れ、親別れの事ですが、意識して親の事をシェアし、出し尽くすまで話し、親が自分の主役だった位置から、親が脇役となり、自分主役の人生に変えて行くワークなど、共に学び気付きをシェアし、新しい価値観を構築して行くと言う自由の子、オリジナルに近いプログラムです。②グリーフワーク(サバイバルグループの中で)  治療者と共に行う他に、上記のような方法を使って同じ経験をしたサバイバ ル・グループ仲間の中で行うことができます。こうしたグループの中での方 が、否認の殻は早く破れやすく、また安全です。 ③グリーフワークの各過程 第一相  警戒と否認が目立っており、感情が表れることは少なく、涙や怒りは少なく て、淡々と語られることが多いです。 第二相  「喪失とトラウマ」が表面に出て、これに伴って、身体的な痛みや、不調 感、無力感などが表れます。喪失したものについて考え込み、それについて話 したがります。自分を傷つけた人に怒りを表したり、「何をしていいか分から ない」「何もする気になれない」と感じたりします。泣いたり、怒ったりが頻 繁で、感情が激しく、精神病になったのではないかと心配したりします。  この段階の後半では、喪失したことの細かい点や価値が描写され、同時に幼 児期への退行が多かれ少なかれ見られます。これが無力感と抑うつを強めるこ とがありますし、逆にその人を解放と希望に向かわせるきっかけになります。 この時期、治療者の役割が大切で、周囲の人たちは本人の回復の可能性を信じ て、回復を推進する際の手がかりとなる、パワーポイントを探り当て、そこに 焦点を当て、エンパワーしていきます。  この段階が終わりに近づく時、苦痛と悲嘆が軽くなって、喪失の意味を考え たり、その事実を受け入れて人生をやり直すことを考えるようになります。 第三相  この段階で「喪失と嘆き」の統合が行われます。グリーフワークがうまくい けば、トラウマ体験を受け入れた上で、身体的にも心理的にも安定していきま す。泣いたり怒ったりする回数は減っていき、程度も軽くなっていきます。自 分の成長に気がつくようになり、自尊心が増してそれが態度や風貌に表れてき ます。人生を楽しむ能力が増して、生活も多様で豊かになります。過去のトラ ウマを、自らへのいたわりと共に自由に回想できるようになり、新しいアイデ ンティティー(自分らしさ)にたどり着きます。  第三相がうまくいかないと、グリーフワークで生じた抑うつが長引いて、身 体的苦痛や心理的苦悩がその人の身に付いてしまったように見えるでしょう。 その人の自尊心はさらに低下し、新しい別離や喪失トラウマに巻き込まれる可 能性があります。  この段階を長引かせる要因に、治療者との感情的なこじれがあります。気付 かないうちに、過去の様々な人間関係で経験した様々の感情を、治療者に転移 してきます。ささいなことに腹立ったり、わざと治療者から距離を取ろうとし たり、普通以上の親密さを求めたりしてきます。治療者は多くの転移をそれと 認めて冷静に受け止めることができるでしよう。しかし、「あなたもいつか、 わたしを見捨てるのでしょう」といったクライエントが投げかけるゲームに治 療者が気付かないで巻き込まれてしまうと、新しいトラウマを治療者が作って しまうことになります。  「わたしは何が期待されているのですか」「わたしは治療者で、あなたを導 く仕事をあなたから委ねられているのではありませんか」「たとえ治療が終 わっても、一緒に戦いを戦い抜いた一生の友人でいることはできるのではあり ませんか」というように、依存-共依存関係を柔らかくはがしながらも、いつ でも支えになるという安心感を与えていく努力が治療者に求められます。落ち 着いて対処していけばグリーフワークを長引かせてしまうことはないでしょ う。